「このあと、どうしよっか?」…合コンで出会ったCA美女が陥落した、デートプラン発表!

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先日、ストーリーズのアンケートにて
『初デート』での、店選びや振る舞いについての質問が多数寄せられました!

以前、投稿した
「 #大人の初デート 」6つの物語を
再度、ご紹介したいとおもいます。
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【遊びを知り尽くした男と女が深夜に出した答え】

昔から遊んでいる男女がアラサーになれば、お食事会の経験値はベテランの域。

期待もそこそこ、楽な気分で行った会に不意にいい出会いがあったりする。ここで登場するふたりも、お食事会で知り合った遊び慣れた大人同士。

そんな男女の初デートは、夜深くなること必至。そう、2軒目以降が重要なのだ。

【主人公】
山上拓也さん(31歳)。東京都出身。慶應義塾大学を卒業後、総合商社に就職。NY赴任経験あり。最近はまっているのはボルダリング。富ヶ谷在住。正式な彼女いない歴は意外と長く4年ほど


【カルイ出会いこそ、程よく大人で静かなエリアに誘うのも大人な気遣い】

西麻布で開かれたお食事会からちょうど1週間後の金曜日。
話してすぐに意気投合したCAの彼女と再会する。
店選びは簡単だった。
彼女が〝日本酒が好き〟
というヒントを与えてくれていたからだ。
これほど男に優しい店選びの条件があるだろうか!

必然と和食となり、価格も雰囲気も格好つけすぎない店を選ぶことができる。
彼女が白金在住ということもあり、恵比寿の店を提案した。
恵比寿といっても、駅から離れた大人しか来ないエリアだ。スケジュールも、店提案のやりとりもとんとん拍子。

ただ、すべてが決まってから当日までLINEは空白だった。
この足りないくらいが、初デートへの期待を盛り上げた。


【遊び慣れたふたりには、話題の新店がよく似合う】

色々な美味しいものを食べ慣れているであろう彼女との食事で選んだのは、『深夜食堂はなれ』。
女性人気の高い『オー・ギャマン・ド・トキオ』を手がけるグループが夏にオープンした新店だ。囲炉裏焼きがあって日本酒の品ぞろえも充実。
何より、ここのカウンターは初デートのふたりを和ませてくれそうな温かみがあって第一候補とした。


「ステキなお店を予約してくれて、ありがとう」何も食べないうちからそう言われてひとまず安心。

日本酒リストを見ては「農口尚彦研究所がある!」と喜び、どうやら本当に日本酒好きのようだ。

互いのお猪口にお酒を注ぎ合いながら、兄弟の何番目だとか、好きな街の話をした。
かなり普通の話題のはずが、異様に盛り上がり、あっという間に〆の土鍋ごはんとなっていた。

彼女は目を合わせて話すこともあれば、ときどき囲炉裏の火を見たりもする。

その横顔がとても美人で見惚れた。
日本酒を飲んだあとの色白な肌はズルい。


「少し離れてるけど新しいバーに行かない?」 

当然のように2軒目を提案し、店を出る。
バーまで歩いていけない距離でもないが、寒いし彼女はヒールだし、タクシーを拾う。


【薬草酒のカクテルが媚薬のごとく心をほどいていく】

『バー トライアド』に入ると、彼女は「異世界に来たって感じ!」と驚いていた。
列車の旅をイメージした店内は、ノスタルジックで映画の舞台のようだ。

「ところで、お食事会の友達たちは元気?」

実は男だけの会で、みんな彼女を一番カワイイと言っていた。

「うん、誰かから連絡きた?」
ちょっとした探りの質問を彼女はさらりと否定。

その態度にほっとしたところ、バーテンダーから薬草酒のカクテルが差し出された。
ハーブが効いた一杯が食後の胃を軽くする。


【最後にたどり着くべきなバー以上、家未満の空間だ】

「このあと、どうしよっか?」バーのエレベーターで彼女に聞いた。

「今日はまだ元気(笑)」
そう微笑み返されて、長い夜を決意する。

盛り上がりの最高潮を迎える場所として思いついたのが、ここから歩いて3分のカラオケ。

2名用のVIP個室があると聞いたことがあり、初めてだが行ってみることに。

入るとそこは、気恥ずかしくなるくらいに小さな個室。

こぶしほどのスペースを開けて座っていたが、5曲目で彼女が、おもむろに身を委ねてきた。

歌う際の息づかいを、胸もとで直に感じる。
さらに5曲歌ったころ、さっきと同じ質問をした。

「このあと、どうしよっか?」

マイクを使って聞いたから、彼女は爆笑。そして、今度は少しはにかみながら、同じ返事を口にした。

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