”ただの同期”から恋人へ。丸の内エリート男女が一夜にして恋に落ちた、社内恋愛テクニック

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先日、ストーリーズのアンケートにて
『初デート』での、店選びや振る舞いについての質問が多数寄せられました!

以前、投稿した
「 #大人の初デート 」6つの物語を
再度、ご紹介したいとおもいます。
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成就する恋、ダメになる恋。
それは、「初デート」にかかっている。

出会って間もない二人ばかりではない。
ずっと友人だった男女が恋人になるかどうかも、初デート次第。

今回は、仲の良い「会社の同期」とのふとしたきっかけで始まる初デートの物語。

友人関係が一夜にして恋人に昇格する、そんなデートは果たしてあるのだろうか――?


【主人公】
原 陽子さん(27歳)。兵庫県出身。
お茶の水女子大学を卒業後、大手町の金融機関に就職。学生時代まではガリ勉タイプ。
趣味はエクササイズとスキンケア。
四谷三丁目在住。彼氏いない歴1年半


【これが最後の恋になるかもしれない。社内恋愛がたどり着く先。】

灯台下暗しとはよく言うが、実は、パートナーとなる人は、すぐ側にいるかもしれない。
最たる例となるのが、会社の仲間である。
同期ともなれば、気を許せることは確か。

そんな身近すぎる相手との関係が、ひと晩でガラリと変わることもある。
社内恋愛の始め方は、初デートが肝なのだ。


【オフィスビルを飛び出し、情緒ある街へ隠れ込む】

初デートはひょんなことから実現となった。
もともとその日は仲のいい同期4人で会う予定が、他のふたりが数日前に行けないと言いだしたのだ。
 「どうしようか?」と三井にLINEをすると、「せっかくだから」と食事をすることに。

三井とはフロアも同じで、仕事もわかり合っている。
仲のいいグループのひとりだから、「今度、ふたりで飲みに行こうよ」という誘いは言わないほうがいいと思っていた。

「神楽坂で気になる店があるんだ」と言われ、
いつもの大手町のビアバーではなく神楽坂へ向かう。

終業時間間際に来た「時間差で行こう」というLINEに心が弾んでいた。


【裏道に潜む新しき隠れ家レストランは、秘密なふたりにぴったり】

神楽坂はうちの会社の人間が多い街だが、三井が予約したのは裏道に佇む新しい一軒家のイタリアン、『ノード』。 

ここなら誰とも会わなそう――。
そのお忍びな雰囲気に、気分が盛り上がってきた。
店に入ると、木製のシャンデリアが店内を優しく灯している。
レンガの壁や天井の梁も趣たっぷり。


【ほっこりとした女子好みの内装で感づく、仲のいい同期からの恋心】

こんなあからさまに女性が喜びそうなレストランに連れてこられたら、私のこと気にかけてくれているのかな……と、つい期待してしまう。

入社したてのころから知っている彼は、いつしか女性をスマートにエスコートする大人の男性に変わっていた。


【優しげな雰囲気が漂うカウンターで、互いの気持ちを探り合う】
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料理が出てくると、さらに店を気に入った。 

「シェフはオーストリアとスロベニアに近いイタリア北東部で修業してたんだって」

意外とグルメリテラシーの高い発言に驚いた。
ともあれ普通のイタリアンと少し違う華やかかつ異国情緒も感じる料理は、私たちをご機嫌にさせ、ワインを進ませた。

そしてお会計となった時、「今日はデートだから俺が払うよ」と三井が伝票を受け取った。

「そうなの?」
と彼を見ると
「ホント」と真面目に言うから、彼にまかせた。
そこまで高くなさそうだから甘えやすい。

「ご馳走さまでした。美味しかった!」


【恋がうまくいくかいかないか。それは街のムードも大事。】

神楽坂の細い路地はしっとりした大人の色香を漂わせ、そんな空気のなかだと、ただの同期ではないという気が高まった。
 「そのヒールだと石畳は歩きづらそう」

三井はそう言うと私の手をとって歩く。

でも、あまり進むことができなかった。
彼は立ち止まると握った手を引き寄せ、それを合図に私も受け入れた。

一瞬離し、「人が通るかも」と言うと、「見られてもいいから……」と返された。

私たちは、明日も会社で顔を合わせる。





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