欲しい物は、すべて男が与えてくれる。
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22歳で上京した香奈が、港区女子になるのは時間の問題だった。 .
最初こそ板橋で独り暮らしをする兄の家を頼っていたが、半年後には、30代でIT企業を経営する男の六本木のマンションで暮らすようになっていた。 .
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知人の会社で名ばかり秘書をするなど、何の経験もない香奈にできる仕事は限られていたが、特にお金に困ることもない。 .
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夜な夜な西麻布のバーに出入りして港区おじさんの隣に座り、わかりやすく彼らの自尊心をくすぐる言葉を言って、時々艶っぽい視線を向けてみせるだけ。
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それだけで、帰り際にタクシー代1万円が懐に入る。 .
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自分の力では絶対に行くことのできないグランメゾンや会員制バーも、男にデートでおねだりすれば楽々制覇することができた。 .
瑞々しい若さ、長身にくっきりと目鼻立ちの整った美貌、そして天性の甘え上手。
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女の武器をすべて兼ね備えた20代の香奈は、無敵だった。 .
高学歴って、女の人生に必要ですか?男の愛を利用して生きる、港区女子の主張.
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【 #私港区女子になれない 】vol.2(2) .
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ーつづきは画像スワイプ☞ー
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