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宝登山神社|ミシュランも認めた極彩色社殿|Discover Chichibu

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宝登山神社|ミシュランも認めた極彩色社殿|Discover Chichibu

埼玉県長瀞町に鎮座する宝登山神社(寳登山神社)は、三峯神社・秩父神社とともに「秩父三社」の一社に数えられ、年間100万人を超える参拝者が訪れる名社です。
日本武尊の伝説と火防の信仰神社の歴史は今からおよそ1900年前、西暦110年(景行天皇40年)に遡ります。東国平定の帰途、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が英姿端麗な宝登山に惹かれて登山を始めました。その途中で一行は激しい山火事に巻き込まれますが、忽然と現れた黒白の巨犬(オオカミ)たちが猛火を消し止め、一行を無事山頂へと導きました。尊はこれが山の神の使い(御眷属・大口真神)であると悟り、山頂に神籬を設けて神武天皇・大山祇神・火産霊神の三柱を祀ったのが始まりです。この伝承から山は当初「火を止める山=火止山(ほどさん)」と名付けられ、のちに神聖な宝珠が飛翔した奇瑞から現在の「宝登山」へと改められました。
現在も「火防(ひぶせ)・盗賊除け・諸難除け」の強い御利益で関東一円から篤く信仰されています。
社殿は、明治7年(1874年)に再建された格調高い「権現造」の建築です。最大の見どころは、名工・飯田岩次郎によって施された緻密な極彩色の木彫刻です。拝殿正面の欄間には、中国の道徳を伝える「二十四孝」の物語が、まるで飛び出す絵本のように立体的に彫られています。さらに、災難を払う「5体の龍」が柱を飾り、本殿の背面には出世の象徴である「登竜門(鯉と龍)」や、周囲を孔雀や鳳凰が彩るなど、社殿全体が息をのむような芸術品となっています。
2010年の大改修を経て当時の輝きを取り戻し、フランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」でも一つ星を獲得しました。

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