【追探:金沢】加賀百万石の防衛と美意識を紐解く、金沢地形・石垣体感ツアー
1. 【旅行プランのテーマ】
• 放送回と地域: 2015年4月25日放送(第3回)「金沢 ~加賀百万石はどう守られた!?~」 / 2015年5月2日放送(第4回)「金沢の「美」 ~金沢は美のまち!?~」
• プランのコンセプト: 「加賀百万石の防衛と美意識を紐解く、金沢地形・石垣体感ツアー」。戦を避けるために城を美しく飾り立てた前田家の知恵(石垣の多様性)と、城下町に隠された鉄壁の防御網(惣構・辰巳用水)を巡り、歴史と地形の交差点を歩いて体感する1泊2日の旅です。
2. 【ジオスポット詳細】
• 辰巳用水(兼六園・曲水): 寛永の大火後、3代藩主前田利常が金沢城の防火と防衛のために造らせた総延長約11kmの用水。小立野台地の等高線に沿って僅かな傾斜を利用し、逆サイフォンの原理など当時最高水準の土木技術が駆使されました。現在は兼六園の「霞ヶ池」や「曲水」を潤しています。
• 惣構(そうがまえ)跡: 城下町を囲むように作られた防御用の堀と土塁。内惣構と外惣構があり、金沢の段丘地形(河岸段丘や断層)を巧みに利用しています。主計町茶屋街周辺の「暗がり坂」や、香林坊から西内惣構堀跡にかけての高低差は必見です。
• 金沢城の石垣: 金沢城は「石垣の博物館」と呼ばれ、時代や防御の重要度によって積み方が異なります。金沢近郊の戸室山から切り出された「戸室石」(安山岩)が使われており、赤みがかった赤戸室と青みがかった青戸室のコントラストが見事な「色紙短冊積」など、防御施設でありながら美しさを追求した意匠が確認できます。
3. 【観光スポット詳細】
• 兼六園: 日本三名園の一つ。辰巳用水を水源とする霞ヶ池や、徽軫灯籠(ことじとうろう)が見どころ。開園時間は季節により異なりますが、概ね7:00~18:00(冬季は8:00~17:00)。滞在時間目安は約60〜90分。
• 金沢城公園: 五十間長屋や石川門など、見事な木造復元建築と石垣が並びます。開園時間は兼六園に準じます。菱櫓などの有料施設以外は無料。滞在時間目安は約60分。
• ひがし茶屋街: 美しい出格子の町家が並ぶ歴史的町並み。食べ歩きは禁止されており、お店の中で楽しむスタイルです。営業時間は概ね10:00~17:00頃。滞在時間目安は約60〜90分。
• 近江町市場: 「金沢の台所」として約300年続く市場。新鮮な海産物や青果の店がひしめき合います。営業時間は概ね9:00~16:00頃(店舗による)。滞在時間目安は約60分。
4. 【グルメ情報】
• 昼食① 海鮮丼 ひら井(ミドル): 近江町市場内にある人気店。新鮮な海の幸が丼から溢れんばかりに盛られた特選海鮮丼が名物。予算:3,000円〜4,000円程度。
• 昼食② チャンピオンカレー 近江町店(エコノミー): ドロッとした濃厚なルーとカツにソースがかかった「金沢カレー」の元祖。予算:1,000円前後。
• 夕食① 赤玉本店(ミドル): 片町にある昭和2年創業の金沢おでんの老舗。名物の車麩や、冬季限定のカニ面が絶品。営業時間12:00〜22:00(曜日に変動あり)。予算:3,000円〜4,000円。
• 夕食② のど黒めし本舗 いたる(プレミアム): 香林坊周辺に位置し、高級魚「のどぐろ」を贅沢に使った釜飯(のど黒めし)が堪能できる超人気店。予算:4,000円〜6,000円。
5. 【宿泊情報】
• エコノミー: 天然温泉 加賀の湧泉 ドーミーイン金沢
金沢駅前という好立地にありながら、天然温泉の大浴場とサウナを備えるビジネスホテル。一人当たりの宿泊料金目安:約6,000円~。
• ミドル: 三井ガーデンホテル金沢
尾山神社や近江町市場に徒歩圏内で観光の拠点に最適。最上階にはパノラマビューの大浴場を完備。一人当たりの宿泊料金目安:約8,000円~。
• プレミアム: 金沢白鳥路 ホテル山楽
金沢城公園に隣接する大正ロマンあふれるクラシックホテル。市内中心部では珍しい天然温泉の「白鳥路温泉」が楽しめます。一人当たりの宿泊料金目安:約18,000円~。
6. 【日帰り温泉】
• 施設名: アパホテル〈金沢駅前〉 露天風呂・大浴殿 アパスパ金沢駅前
• 特徴・効能: 金沢駅西口徒歩1分の立地。ラヂウム人工温泉大浴殿「玄要の湯」や露天つぼ湯、サウナを完備。料金は大人1500円(3時間)。神経痛や疲労回復の効能が期待でき、歩き疲れた体を癒やすのに最適です。
7. 【服装・持ち物】
• 服装: 石垣の見学や惣構の高低差(階段や坂道)を歩くため、履き慣れたスニーカーなど歩きやすい靴が必須。
• 持ち物: 「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるほど天候が変わりやすい地域のため、必ず折りたたみ傘や軽量のレインコートを持参してください。
【公共交通機関を利用したルート(1泊2日)】
金沢市内の主要な観光地やジオスポットは、「城下町かなざわ周遊バス」などの路線バスを使えば効率よく回ることができます。
• 1日目
o 10:00 金沢駅東口から城下町かなざわ周遊バスに乗車。
o 10:15 「香林坊」バス停下車。まずは西内惣構堀跡の暗渠や段差を確認し、長町武家屋敷跡まで歩きながら金沢の地形を体感します。
o 11:30 再びバスに乗り「武蔵ヶ辻・近江町市場」へ。
o 11:45 近江町市場を散策。お昼は「海鮮丼 ひら井」で豪華な金沢の海の幸を堪能!
o 13:30 バスで「兼六園下・金沢城」へ移動。
o 13:45 兼六園に入園。霞ヶ池や曲水を眺めながら、はるか遠くから水を引き入れた辰巳用水の土木技術に思いを馳せます。
o 15:15 徒歩で隣接する金沢城公園へ。「色紙短冊積」などの美しい石垣を鑑賞。戦のための施設をあえて見せる「美」の戦略を実感。
o 16:30 各ホテルへチェックイン(ホテル山楽なら徒歩すぐ。他はバス等で移動)。
o 18:00 夜は片町へ繰り出し、「赤玉本店」でアツアツの金沢おでんを夕食に。
• 2日目
o 09:30 ホテルをチェックアウトし出発。
o 10:00 バスで「橋場町」へ。ひがし茶屋街の美しい街並みを散策し、金箔ソフトやカフェで一休み。
o 12:00 昼食は地元民のソウルフード「チャンピオンカレー」でサクッと濃厚に。
o 13:30 浅野川沿いや主計町(かずえまち)茶屋街へ。「暗がり坂」や「あかり坂」を上り下りし、外惣構の段丘崖(地形の高低差)を足で感じます。
o 15:00 バスで金沢駅へ戻り、駅のショッピングモール「あんと」でお土産選び。
o 16:00 歩き疲れた体を癒すため、駅前の「アパスパ金沢駅前」で日帰り入浴。
o 18:00 金沢駅から帰路へ。
【レンタカーを利用したルート(1泊2日)】
車を利用することで、バスの時間を気にせず、少し離れた郊外の地形スポットのドライブも楽しめます。
• 1日目
o 10:00 金沢駅前でレンタカーをピックアップして出発。
o 10:30 寺町台地〜小立野台地周辺をドライブ。台地と谷が織りなす金沢のダイナミックな地形を車窓から確認します。
o 11:30 近江町市場の提携駐車場(近江町いちば館駐車場など)に車を停め、市場を散策。昼食は海鮮丼。
o 14:00 兼六園周辺の大型駐車場(本多の森駐車場など)に駐車し、兼六園・金沢城公園・辰巳用水の跡をじっくり見学。
o 17:00 駐車場を完備したホテルへチェックイン。
o 18:30 夜の食事は片町・香林坊エリアへ(お酒を飲む場合はタクシーまたはバスを利用)。「のど黒めし本舗 いたる」で絶品のどぐろ料理を。
• 2日目
o 09:30 ホテルを出発し、ひがし茶屋街周辺の市営観光駐車場へ。
o 10:00 ひがし茶屋街、主計町茶屋街、惣構の段丘崖を散策。
o 12:30 ドライブを楽しみながら郊外の「チャンピオンカレー本店」方面へ向かい、本場の金沢カレーで昼食。
o 14:00 犀川沿いをドライブ。段丘地形や前田家が築いた防衛の要所を眺めながら金沢駅方面へ戻ります。
o 15:30 金沢駅前でレンタカーを返却。
o 16:00 「アパスパ金沢駅前」で温泉とサウナを満喫し、旅の疲れをリセット。
o 18:00 金沢駅から帰路へ。
