西千仏洞その2 #敦煌#壁画 #West Qianfu Cave#dunhuang#china
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正式には西千仏洞(Xī Qiān Fó Dòng)は、中国甘粛省敦煌市の南西約35kmに位置する仏教石窟寺院群です。敦煌石窟群の一部であり、莫高窟の「西」にあることからこの名が付けられました。
特徴と歴史
位置: 敦煌市内を流れる党河(とうが)の河岸の断崖に掘られています。河床より高い場所に位置し、周囲はゴビ砂漠が広がっています。
開鑿時期: 莫高窟とほぼ同時期、あるいはそれより少し早い時期に開鑿が始まったと推定されています。北魏時代(4世紀末~6世紀)から宋時代(10世紀~13世紀)、そして西夏時代(11世紀~13世紀)にかけて造営が続けられました。
規模: 現存する石窟は16~19個とされています(情報源によって数が異なりますが、莫高窟に比べると規模は小さいです)。そのうち比較的保存状態が良い9つの窟が公開されています。
芸術的価値:
壁画: 窟内には仏像や壁画が多数残されており、莫高窟と同じ系列の様式が見られます。特に北魏時代の石窟には、莫高窟にはない「仏本生故事」(釈迦の前世の物語)が描かれているものがあり、独特の価値を持っています。
色彩: 莫高窟に比べて保存状態が悪いものも多いですが、中には鮮やかな青色(ラピスラズリから作られた高価な顔料)が印象的に残っている壁画もあります。
塑像: 壁画と共に仏像などの塑像も安置されています。
莫高窟との関係: 莫高窟が「千仏洞」とも呼ばれることから、その「西」にあるこの石窟群が「西千仏洞」と呼ばれるようになりました。莫高窟と同時期に開鑿された可能性や、玉門関や陽関に近いことから、かつてはより多くの人々の信仰の場であった可能性も指摘されています