千葉 海と祈りの風景|Canon EOS-3・EOS-1で撮る
千葉を旅しました。千葉県は東京の東側に位置し、都心から車でおよそ1~2時間ほどで気軽にアクセスできる場所です。太平洋に面したダイナミックな海岸線、のどかな田園風景、そして漁港のある町並みなど、多彩な表情を持つのが千葉の魅力です。
まず訪れたのは、富津岬の先端に建つ展望塔です。ここからは東京湾を一望でき、対岸には三浦半島の稜線が広がります。海の向こうには横浜や東京の街並みが連なり、条件が良ければ、富士山の姿を望むこともできます。
保田漁港と勝山漁港を訪れ、港の風景にカメラを向けました。岸壁には小さな漁船が静かに並び、網や浮きが無造作に積まれています。潮の香りが漂う中、ときおり聞こえる船のエンジン音やカモメの鳴き声が、ここがいまも生きた漁の現場であることを感じさせてくれます。
お昼は、保田漁港にある食堂「ばんや」で海鮮ちらしをいただきました。地元でも評判の人気店で、昼時には多くの人で賑わっています。器いっぱいに盛られた魚介はどれも新鮮で、漁港ならではの贅沢な味わいです。口に運ぶたびに、海の恵みをそのまま感じられる一皿でした。
午後に訪れたのは、鋸山にある日本寺です。奈良時代に開かれた関東最古級の古刹として知られています。境内には高さ約31メートルの石造大仏が鎮座し、その穏やかな表情が訪れる人々の心を静かに包み込みます。切り立った岩肌と広大な眺望とともに、自然と信仰が一体となった独特の景観を生み出しています。
続いて訪れたのは、崖観音で知られる大福寺です。千葉県館山市の断崖に建つ朱塗りの観音堂が印象的なお寺で、その名の通り崖に張り付くように建てられています。古くから航海安全を祈る信仰の場として親しまれてきました。堂内には十一面観音が祀られており、眼下には館山湾の穏やかな海が広がります。絶景とともに、静かな祈りの時間を感じることができる場所です。
日暮れ時に訪れたのは、岡本桟橋(原岡桟橋)です。1921年(大正10年)に漁業用として整備された歴史ある桟橋で、昭和レトロを感じさせるノスタルジックな佇まいが魅力です。海へとまっすぐ伸びるその姿は美しく、夕景や富士山と重なる風景でも知られています。近年はそのフォトジェニックな景観からテレビCMやロケ地としても使われ、InstagramなどのSNSでも広く知られるようになりました。夕暮れ時には、多くの人がこの場所を訪れています。
今回の旅で使用したのは、30年以上にわたって使い続けているフィルムカメラ、Canon EOS-3とEOS-1です。これまで数多くの仕事や作品制作をともにしてきた相棒で、ボディには無数の傷が刻まれていますが、いまも変わらず確実に応えてくれます。
大仏や建物の撮影には、TS-E24mmのシフトレンズを使用しました。シフト機能を使うことで、パースの歪みを抑え、垂直を保ったまま自然な描写が可能になります。建築物やスケールの大きな被写体を撮る際には欠かせない一本です。
撮影地/千葉県
カメラ/Canon EOS-3・EOS-1
レンズ/Canon EF20-35mm F2.8・TS-E24mm F3.5・EF24-105mm F4・EF70-200mm F2.8
フィルム/FUJIFILM 400
【チャプター】
00:00 富津岬の先端に建つ展望塔
06:13 保田漁港
07:50 勝山漁港
10:50 食堂「ばんや」
12:05 日本寺
15:15 大福寺
19:05 岡本桟橋
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