宇佐神宮【下・兆竹(さましだけ)】下宮境内の竹を用いて熱した亀甲を「冷まし」たといわれる(2025年8月30日)
宇佐神宮の下宮(げぐう)は、上宮のすぐ近くにある神域で、古くは神供を調理する「御炊殿(みけでん)」と呼ばれていました。農業、漁業など一般産業の発展を守護する神として、上宮と同様の八幡大神、比売大神、神功皇后の三柱が祀られており、「下宮参らにゃ片参り」と言われるほど、宇佐地方では大切にされてきた神域です。
●兆竹は、宇佐神宮では神事や豊穣、国家の大事を決する時の神意のト占を摂社若宮神社の拝殿にて対馬のト部が亀甲を焼いて行っていた。その際、この下宮境内の竹を用いて熱した亀甲を「冷まし」たといわれる。
下宮の概要
■場所
小椋山の麓に位置し、上宮から約200mのところにあります。
■御祭神
八幡大神、比売大神、神功皇后の三柱。
■ご利益
:主に農業や漁業などの産業一般の発展・充実を守護されます。
■歴史
嵯峨天皇の時代(810年~824年)に創建され、朝廷より造宮使が遣わされました。
■役割の変化
当初は神様に供える食事を調理する場所でしたが、後に一般庶民の信仰の対象となりました。
上宮との違いと関係
■神威
上宮が国家の守護神とされるのに対し、下宮は民衆の守護神とされ、それぞれ異なったご利益が信じられています。