
「和傘との出会いは、和傘屋への転職がきっかけでした。」そう語るのは、京都にある和傘の老舗店で働くInstagrammerのあつこ (@atsuko12) さん。「和傘に初めて触れた時、私はその独特な伝統美に強く惹きこまれました。」このときから、彼女は仕事としてだけでなく、ひとつの情熱として、和傘の魅力を世界に発信することになった。
和傘に携わることで、あつこさんは伝統産業の厳しい現状を知り、危機感を抱いていると言う。「現在、和傘の部品を作製する職人や、和紙を張る職人の高齢化や後継者不足に伴い、この産業は衰退の一途を辿りつつあります。国内の和傘専門店においては、わずか4店舗しかありません。国内の伝統技術は守りたくても、なかなか守れない事態に陥っています。」 そこで、あつこさんはInstagramに和傘の写真をシェアすることで、和傘の素晴らしさを広く伝えることにした。「Instagramでは、和傘が持つ伝統美という魅力を、国内外問わず、身近な存在にできないものかと思い、和の様相をあえて崩し、アートシーンや普段でも使える和傘を、自分の中の基本として撮影をしています。」そう語る通り、ビルやギャラリーを背景にして和傘を撮影したり、また京都の古い町並みや四季をバックにするときでも、洋装と和傘の組み合わせでポートレートを撮影したり、”普段着”感覚の和傘を演出する。「紅い和傘をさした人物写真のほとんどはセルフ撮影ですが、Instagramで知り合った友人に撮影をしていただいたり、また、友人に和傘を差し掛けていただき、撮影する場合もあります。和傘を撮影するときは、和傘の魅力をひとつでも伝えるようにしています。」 あつこさんが撮影する和傘の写真を観るには、Instagramで @atsuko12 をフォロー。
Photo by @atsuko12
Ciao, Nihon.